「ん…っ、やめて…兄上……」

コーネリアは自身の胸を揉む手から何とか逃れようと身体を動かすが、後ろ手に縛られていては身動きもままならなかった。
頭では幾ら嫌悪感を示しても、意思とは関係なく身体が火照り始めるのを感じる。

「ぁ…ん」

次第に、熱い吐息に小さな喘ぎが混ざり始め、それがシュナイゼルの意識を刺激する。
指先でコーネリアの胸の頂点を刺激しながら、後ろからコーネリアの両足を大きく広げた。

「…あぁ……嫌…っ」

「……何が、嫌なんだい?コーネリア」

大きく広げられた両足の中心を、シュナイゼルの指が縦に何度もなぞり動く。

「ん…っ、ああっ…!」

今まで何とか堪えていた官能の火が、一気に燃え上がる。白く細い太腿を引きつらせて、コーネリアは喘ぎ続けた。
両手を縛り、抵抗出来ないコーネリアを嬲るという征服感は、シュナイゼルの欲望に火をつけていた。

「コーネリア……相変わらず美しい。可愛いよ……」

「兄上、もう……やめ…っ!」

首筋を舐め上げる感触に、コーネリアは身体をよじらせる。その抵抗とも呼べない抵抗が、シュナイゼルの欲望を興奮させることに、コーネリアは気づいていなかった。

「そんなに嫌かい?コーネリア。では、これはいったい何なのかな?」

シュナイゼルは胸を覆う下着にうっすらと浮かび上がった小さな突起を摘みながら哂った。その度に眉を歪めるコーネリアの表情は、シュナイゼルの欲情を更に燃え上がらせる。

「…ふふ、コーネリア。今更何をそんなに我慢している?」

シュナイゼルは胸を覆う下着をゆっくりとはずした。張りのある膨らみが露出し、尖った乳首が顔を覗かせる。
剥き出しにしたその頂上に、舌を這い回らせた。敏感な乳首に,温かく軟らかい舌を絡みつかせ、吸いたてる。薄桃色の乳首に,まとわりつく舌。

「っ……はぁっ…ぅん」

「ほら、何が嫌なんだ?本当はもっとして欲しいんじゃないのかい?」

シュナイゼルの舌が上半身全体を這いずり回る。その甘美な刺激が腰に伝わり,更なる欲求が狂おしく湧き起こり始めるのをコーネリアは感じた。

――――――――――

「あぁっ!!嫌、嫌ぁ……!」

羞恥心に顔を赤く染めながら、コーネリアは背中をしならせ、悲鳴を上げている。
秘部にべったりと口を覆い被せたシュナイゼルは、コーネリアへの欲望と欲情を解放する勢いで、秘部全体を舐め上げ、溢れる蜜をすする。
シュナイゼルの舌が性感を刺激するたびに、コーネリアの身体に電機が奔るように、何度も跳ね上がる。

「あっ…あっ、駄目…駄目ぇ…っ!!」

言いようの無い羞恥と快感にコーネリアは狂いそうになる。何とかその責めから逃れようと身体を動かすが、シュナイゼルはしっかりと抱え込んだ太腿を離さない。
太腿を掴み、力強く逃れようとする押し開き、ますます強く口を押しつける。分厚く温かい男の舌が、秘部をえぐり始めようとしていた。熱く軟らかいモノが、秘部の中心に次第に沈み込む。

「あっ…ああっ!」

宙に浮いた長い脚が、激しく嫌がるように動き、コーネリアはついに絶頂を迎えた。

――――――――――

「いや…もう、やめて…」

息を荒くし、身体をくねらせて、腰を引き、逃れようとするコーネリアを、シュナイゼルは押さえつけて引き寄せ、更に奥まで舌を進入させる。

「ふふ…そう逃げなくても良いよ。泣くほど気持ちよくさせてあげるから……」

厭らしく動くシュナイゼルの舌は、コーネリアを探しつくし、甘い蜜をすする。

「あぁ…美味しいよコーネリア。思わず夢中になってしまいそうだ…」

コーネリアは更に激しく上半身を振るう。乳首からの刺激は、甘い信号となって体中を伝わり、秘部への舌責めの快楽を助長させる。
執拗な責めに、コーネリアの身体と意識は溶けてしまいそうだった。暴れようとも逃れられず、濃厚な愛撫を胸や秘部に受け続けて、コーネリアの身体が小刻みに揺れる。

「だめ…だめぇ…もう……っ!」

無理矢理に高みに押し上げられていくのが,どうしようもなかった。

「ぁ……んっ!!」

コーネリアは絶頂の快感に唇を噛みしめた。

――――――――――

「だめぇ、そんなところっ…しないで…っ!」

シュナイゼルの舌は、もっとも敏感な芽を捕らえた。コーネリアの抗う声に構わず、その膨らみの周囲を刺激する。舌の動きに合わせて、コーネリアの足が僅かに震える。

「ぅ…んっ!」

「コーネリア、感じるだろう?ねぇ…ほら」

シュナイゼルは、膨らんでいる芽に舌を這わし、強く押しつけて絡みつかせる。小さな芽は,舌先によって根元から押し上げられ、何度も上下左右に転がされる。

「あっ……ん」

コーネリアの口はだらしなく開いていて、両手は力無くシーツを掴んでいる。快楽が身体を刺激するたびに、腰と太腿がはねるように揺れる。

「あ…あぁっ!」

シュナイゼルは、小さな芽を口に含み、吸い付いた。コーネリアはその強烈な刺激に全身を硬直させ、一気に登りつめる。

「あぁんっ!!……ぁっ…」


――――――――――


「は…はぁっ」

強烈な快感に、コーネリアは小さく痙攣を繰り返しながら、息を切らしている。シュナイゼルはコーネリアを見下ろしながら、その腰を掴んだ。

「っ…あぁあっ」

綺麗な脚を肩にかけ、コーネリアの身体にのしかかっていきながら、ゆっくりといきり立つ男根を楔のように突き立てる。
 
「あぁ……くぅ…っ」
 
細い身体は、白い顎と背中を同時に大きく仰け反らせ、シュナイゼルを受け容れさせられていく。熱が醒めぬ女の身体は,男に犯される歓びに再び燃え上がり始めようとしていた。

「あっ…はぁ…んんぅっ!」

数え切れないほど絶頂を向かえ、女の快感を刺激され続けるコーネリアは男根の先端の侵入に腰を動かし、埋め込まれていきながら細かく身体を痙攣させる。 熱く強引な男の侵入に,伏せた長い睫毛がふるふると震える。
シュナイゼルの腰が柔らかなヒップに密着する。その男根はコーネリアをいっぱいに押し広げ、根元まで完全に侵入を果たす。細い腰を掴み、引き寄せ、本格的に犯し始める。

「あ……あっ、いやっ!」

コーネリアの絞り出すような鳴き声が部屋に響く。引き抜かれては、何度も深々と貫いてくる男根の存在感に、歯を食いしばろうとしても、既に体の抑えは効かない。

「くっくっ…相変わらず、良い気持ちだよ、コーネリア。ほら、前を見てごらん。君の美しい姿が、良く見える…」

その紫髪を引っ張られて、無理矢理コーネリアは正面の大きな鏡に視線を上げる。そこに映っているのは、背筋が凍るぐらい艶かしい、自分の顔だった。

「こ、こんな…いやぁ」

「何が嫌なんだ?こんなに感じているのに…欲しいんじゃないのかい?」

「ん…ち、違う…っ」

シュナイゼルは哂いながら、先ほどから尖ったままのコーネリアの乳首に吸い付いた。

「あっ…!」

急な刺激に、コーネリアの身体は大きく跳ねる。その身体をシュナイゼルは抑えつけながら、容赦なく女の官能を責め立てる。刺激は快感になって、膣内を蹂躙する男根を更に咥え込もうと律動する。その動きが更に快感を増長させる。

「あぁ…っ…あっ!!」

鏡の中で乱れる自分を眺めながら、コーネリアは何度も軽い絶頂を感じ続けた。

「…まだ、つまらない意地を張るのかい?ほら、もっと自分から腰を動かさないと」

美味しそうに首筋を舐め上げながら、吸い付きながら耳元でシュナイゼルは囁く。

「あ、兄上…お願いです。もう…やめて下さい、っ」

言葉は強がりつつも、瞳は何処か宙を彷徨い、口はだらしなく開けられ、涎が垂れている。呼吸は絶え絶え、我慢が全身を振るわせる。

「ふふふ…無駄な強がりだね」

コーネリアの精一杯の強がりを嘲笑いながら、シュナイゼルは非常にゆっくりと律動を送り始める。首筋を舐めながら、ゆっくりと、非常にゆっくりと腰を突き出す。

「んぁ…も、もうやめて、ください……あっ」

「生殺しだろう?このまま続いても良いのかな?」

嬲るように繰り返される淫らな律動は、女の性感を強制的に昂ぶらせ、コーネリアに我慢することを片時も許さない。しかし、決して満足させることもない。

「ほら、欲しいって言ってごらん?」

強い一突きに、コーネリアの身体は大きく仰け反り、たまらず腰が悩ましく前後に動いた。幸か不幸か、シュナイゼルはそれを見逃さなかった。

「はは…っ、やっと正直になったね、コニー」

シュナイゼルは腰をいっぱいに引き、力強く突き上げた。猛々しい男根が、勢いよくその先端まで引き抜かれては、一気に奥まで秘部を犯す。今まで高められるだけ高められた性感が、一気に弾けるほどの凄まじい快楽だった。

「いやいやっ…!あ、んぅっ…!」

「ああ、凄いよ。最高だ…コニー…ッ!」

愉悦に歪んだ顔のシュナイゼルと、快楽に翻弄される艶かしい顔のコーネリア。

「うう…っ、ああっ!!」

深く抉る腰の動きに、高く切ない声が響く。シュナイゼルは悶え、苦しむコーネリアの表情を見つめながら、ただひたすらに挿入を繰り返す。

「本当に厭らしい子だ、コニーは。本当は入れて欲しかったんだろう?犯されたかったんだろう?」

「あっ…んっ…ち、違います…っ」

「…本当に焦らすのが上手いね。こんなに身体は悦んでいるのに」

悩ましい、卑猥な音が、コーネリアの中から引き出され、再び奥まで突き込まれる度に部屋中に響き渡る。

「んっ!…くっ!…あっ!」

苦しそうな悲鳴が、シュナイゼルの興奮と支配欲を更に高める。

「ははっ、そんなに気持ち良いかい?ほら、感じるって言ってごらんよ、コニー!」

「い、嫌で、す…ぁっ…んぅっ!!」

言葉とは裏腹に、腰は前後に動き、その身体は歓喜の悲鳴を上げ続ける。

「それにしては、綺麗な声で鳴くね。だけど、正直にならない、そんなコニーも良いよ…!」

「はぁ…っ!!」

切羽詰った、嗚咽の混じる悲鳴は、コーネリアの昂ぶりを示していた。その手は力なく、シーツを掴み続けている。

「あ、あ…だめ、も、も…うっ!」

切なく途切れ途切れにコーネリアの悲鳴が部屋中に響き渡る。髪を引き上げられているにもかかわらず、大きく首を左右に振るう。
その姿に、シュナイゼルは急激に性感が高まっていくのを感じた。

「コニー…ッ」

シュナイゼルは、熱い高ぶりを出し尽くす最後の最後まで、コーネリアの身体を味わおうと、奥まで届けとばかりに体重をかけて強く突き入れる。

「あぁ…だ、だめ…あ、あっ!!」

再び身体を汚される予感も束の間、身体の奥で猛々しくたぎる男根が、これまでになく大きく膨張するのを感じる。瞬間、痙攣するように動く男根に、コーネリアも昇り詰める。
熱い高まりを、身体の奥に吐き出されたことを感じ、コーネリアの身体が大きく痙攣する。身体の奥に放出されるものを,最後の一滴まで搾り取ろうとするかのように、その秘部はシュナイゼルの男根を強く締め付ける。

「んっ…あぁ…あっ、あああぁぁぁぁっ!!」

汗に美しく濡れ光らせた裸身を反らせ、コーネリアもまた数度目の絶頂に達した。

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